設備管理業務
設備管理業務は、ビル内にある数多くの設備機器の運転、監視、点検、保全および記録の分析・保存をする仕事です。最近のビル設備機器は、コンピューターによって管理され、ほとんどが自動コントロールで、監視も中央監視盤で行われるようになりました。
電気・空調関係の設備をはじめ、各種ビル設備を運転するためには、それぞれ個々に法廷の資格者が必要とされており、こうした資格はビルの設備管理業務に直接関係するものだけで20種類余りあります。
清掃管理業務
ビル清掃は、ビルの環境衛生を良くし、ビルを長持ちさせ、ビルを美しくするという非常に大切でしかも大変な仕事です。事務所・デパート・病院など、ビルの用途によって清掃管理の内容も違ってきます。最近は床材も弾性床材・硬性床材・木質系床材・繊維系床材と多種多様で、それらの特性に合った清掃が必要であり、専門的な知識と技術が要求されます。
衛生管理業務
衛生管理業務は人工環境であるビル内環境を衛生的に維持管理し、その中で活動する人々が快適に過ごすことができる環境を提供する仕事です。
建築物衛生法に維持すべき環境基準及び人的要件が定められており、これらの基準が実際に守られているかどうか厚生労働大臣が認定した有資格者が測定・点検をし、基準に合致するよう維持管理しています。
警備防災業務
警備防災業務は、ビルの安全を守る仕事です。ビルに警備員が常駐し、日常的に防犯・防火業務に従事しています。
近年では、他の設備と同様、防犯・防火設備も自動化・システム化が進んでおり、立哨や巡回などの業務のほか、防災センターにおける防災監視装置の監視・制御、それに基づく異常事態への緊急対応業務が重要性を増しています。このような状況から、防災センター従事者には専門的な知識・技術が必要になってきています。